転職する場合は「辞める理由」や「転職理由」を会社や面接で説明しなければなりません。
しかし、キャリアプランなどがしっかりとしていて「私はこういうことがやりたいからやめる!」と言えればスッパリと辞められそうですが、実際は人間関係・労働条件・やりがいが感じないといったような、少しマイナスな理由で辞める人も多いですよね。
もちろんこういった転職理由が悪いわけではありませんが、面接のときなどにこのまま伝えてしまうと不利ににはなってしまうので、伝え方には注意が必要です。
面接でマイナス評価にならない転職理由の伝え方
そのまま伝えてもいい転職理由
どんな転職理由でも伝え方によってはマイナスに取られないこともできます。
まず、転職理由をそのまま伝えても良い場合は
- キャリアップがしたい
- 正社員になりたい
- 以前務めていた会社が倒産した
の3つの場合です。
上記の2つはポジティブな転職理由なのでマイナス評価になることはありません。「キャリアアップで、なぜその会社を選んだのか」「どう貢献できるのか」ということをしっかりと伝えると、採用される確率も高くなります。
「会社が倒産してしまった」という理由も個人ではどうすることもできないので、そのまま伝えてもマイナス評価になることはありません。
ただし、クビの場合は少し伝え方を工夫する必要があります。会社都合のリストラなのですが「会社の業績悪化」や「どれだけ会社が悪かったのか」などをわざわざ説明してはいけません。勤めている会社の悪口と取られることもあるり悪いイメージをもたれてしまうので、クビになった理由はサラッと説明して、企業にどう貢献できるかを話しましょう。
言い換えないといけない転職理由
- 残業が多い
- 給与が少ない
- 人間関係が悪い
- 将来への不安
- 出産・育児
基本的にネガティブな理由は「その会社で働いてもすぐに辞めてしまうのでは?」と思われてしまうので、言い方を変えるか伝えないほうがいいです。もしくは、キャリアアップなどを全面にアピールした上で、きっかけの一つに過ぎなかったことにするのも面接官からのウケは良くなります。
例えば、出産・育児。「私生活と仕事のバランスがとりたい」という理由でも、面接のときには「休みが多いから御社を選びました」ではなく「私生活とのバランスを取りながら、長くしっかりと働きたいと考え御社を選びました」という風に具体的に言い換えるのがポイントです。
もう一つ例を出すなら「残業が多い場合」。まず、「きっかけは残業が多く、私生活とのワーク・ライフ・バランスを見直そうと思ったことです。」から入り、「仕事を見直してみてこういった仕事をしてみたいと思うようになった」というように、最後はキャリアアップ・スキルアップなどポジティブな理由を伝えるといいでしょう。
いずれにせよ、ネガティブな転職理由は伏せ、ポジティブな転職理由を全面に出してアピールするのが面接で合格するためのポイントです。