失業給付金はいくらもらえる?

失業給付金はいくらもらえる? お得な退職情報
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失業給付金はいくらもらえる?雇用保険に関して最も気になる点が「いったいいくら失業給付金がもらえるのか?」ということ。「これが分からなければ、そもそも失業中の生活が成り立つかどうかわからないくらい貯金が少ない!」という人もいるでしょうから、しっかりとチェックしておきましょう!

まず押さえておきたいのが、失業給付金の額は1日単位で決まっているという点です。「1日分○○○円」といった感じになっており、この1日にもらえる金額を「基本手当日額」と言います。

基本手当日額の計算方法

【1】退職前の最後の6ヶ月間の給料の合計(ボーナス・退職金を除く) ÷ 180 = 賃金日額

【2】賃金日額 × 50~80%(賃金日額や年齢によって異なる。下表参照) = 基本手当日額

つまり基本手当日額は、退職前の最後の6ヶ月間の給料の合計と、年齢によって違ってくるわけです。では、実際に以下の手順に従ってあなたの失業給付金を計算してみましょう。

1.まず賃金日額を出す

離職した日の直前6ヶ月に毎月きまって支払われた賃金の合計を180日で割る

2.離職の日の年齢に応じて、下の表を参考に「基本手当日額」(雇用保険で受給できる1日当たりの金額)を出す

(1)離職時の年齢が30歳未満の人

賃金日額 給付率 基本手当日額
2,110円~4,160円 8割 1,688円~3,328円
4,160円~12,060円 8割~5割 3,328円~6,030円
12,060円~12,990円 5割 6,030円~6,495円
12,990円~ 6,495円(上限額)

(2)離職時の年齢が30歳以上45歳未満の人

賃金日額 給付率 基本手当日額
2,110円~4,160円 8割 1,688円~3,328円
4,160円~12,060円 8割~5割 3,328円~6,030円
12,060円~14,430円 5割 6,030円~7,215円
14,430円~ 7,215円(上限額)

(3)離職時の年齢が45歳以上60歳未満の人

賃金日額 給付率 基本手当日額
2,110円~4,160円 8割 1,688円~3,328円
4,160円~12,060円 8割~5割 3,328円~6,030円
12,060円~15,870円 5割 6,030円~7,935円
15,870円~ 7,935円(上限額)

※基本手当日額の正確な算出式
Y = (-W × W + 75,680W) / 79,000
W=賃金日額 Y=基本手当日額

3.合計でいくらもらえるかを出す

基本手当日額まで算出できれば、あとは給付日数をかけることで失業給付金の総額を知ることができます。

基本手当日額 × 給付日数 = 失業給付金の総額

給付日数に関しては「失業給付金はいつまでもらえる?」のページの表を参考にしてみてください。

また、以下では具体的な例を出して失業給付金を算出したいと思います。「計算式だけじゃちょっと分かりにくいな・・・」という場合は、参考にしてみてください。

例:会社に8年間勤めて(雇用保険の被保険者期間が8年間)、毎月38万円(税込み)の給与をもらっていた、29歳のAさんの場合
1) 380,000(円) × 6(ヶ月) ÷ 180(日) = 12,666円
2) 12,666円 × 0.5 = 6,333円
3) 6,333円 × 90日 = 569,970円

よって、Aさんの給付日数すべてでもらえる失業給付金の額は569,970円になります。失業中に約57万円も貰えるのと貰えないのでは転職での安心感が全く違いますよね。労働者であれば、失業給付金をもらう資格がありますので、しっかりと計算しておきましょう。

裏技を使って失業給付を増やす方法

失業給付金がいくらになるかを計算してみたら、意外と少なくてガッカリと思っている方も多いのではないでしょうか。そんなときは、ちょっとした裏技を使って失業給付金の総額を増やしてしまいましょう。

結論から言えば、失業給付金を増やすには、退職前の6ヶ月の給料の手取り金額を増やせばOK。残業や休日出勤をせっせとこなせば、残業代や休日手当がついて、給料の手取り金額は増えるはずです。失業給付金の額は退職前6ヶ月間の給料の合計を元に引き出されますので(原則として離職した日の直前6ヶ月に毎月決まって支払われた賃金の合計を180で割って算出した額の5~8割が、所定給付日数分支払われます)、退職6か月前の給料を意図的に増やせば、失業給付金もおのずと増えるわけです。

すでに仕事を辞めてしまっていたり、退職まで6ヶ月以上なかったりすると残念ながらこの裏技は使えませんが、結構失業給付金を増やせるのでバカになりませんよ。例えば、毎月25万円の給料をもらっている人(30歳未満・被保険者期間が4年)が、最後の6ヶ月間は毎月4万円の残業代がついたとしましょう。すると、もらえる失業給付金の合計額(所定給付日数分フルにもらった場合)は残業代が付かない場合に比べて約3万円もアップします。

退職日を決める時も気を付ける

ただ、残業・休日出勤をしまくるといっても、繁忙期の谷間のような暇な時期にそれをするのはちょっと抵抗がありますよね。引継ぎなどがあるとしても、それは通常の業務時間内にやるのが社会人の常識ですからね。

そこで、退職前6ヶ月の間にちょうど繁忙期がくるように退職日を設定するのがおすすめ。繁忙期に退職するのもマズイですから、退職6ヶ月~2週間前くらいのときに繁忙期がくるようにし、残りの期間を引き継ぎに充てれればベストです。

そして繁忙期には、とにかく頑張って残業や休日出勤をこなす。この最後の頑張りで給料も増えますし、退職後の失業給付金も増えるので一挙両得ものです。

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